同志社大学ラグビー部 ファンブログ

タグ:山田有樹







2017年1月2日、ラグビーの大学選手権準決勝で同志社大学は東海大学とん対戦しました。

同志社の準決勝進出はじつに19年ぶりと同志社ファンにとんってはまさに悲願のベスト4進出です。

結果は12-74と実力の差を見せつけられての大敗です。結果は残念ですが、今回の結果をぜひ来シーズンにもつなげてもらいたいものです。

試合は序盤から東海大学ペースで進められました。
前半11分までに3つのトライを決められ0-21と大きくリードを奪われます。しかし、16分にFB崎口選手がトライを取ると、16分には安田卓平選手が巧みなプレーを見せトライ。12-21と詰め寄ります。

しかし、同志社の反撃もここまで、その後は終始東海ペースとなり、前半を12-40で折り返します。
後半に入っても東海のペースが衰えることもなくトライを重ねていきます。

同志社も維持の反撃を何度も見せますがトライには至らず、結局そのままノーサイド。
接戦を期待しましたが、東海のフィジカルに圧倒され、12-74での敗戦です。

同志社の選手のポテンシャルは決して低くはありません。
PR海士、HO中尾、LO山田、NO8末永、秦啓介、SH大越、SO永富健太郎、WTB松井、FB崎口、小林健太郎などトップリーグでもその活躍を見てみたい選手が4年目の選手が複数います。

しかし、東海の選手は同志社の才能を凌駕する圧倒的なフィジカルの強さがありました。
少し大げさかもしれませんが、高校生と大学生くらいの体格差があるようにも思えます。
ラグビーはなんといっても体の大きさと強さが基本です。

強さの源泉であるこれらの要素が圧倒的に劣っていれば、それを翻すことは容易ではありません。

同志社と天理はフィジカルの差をスピードとゲームメイク、フィットネスで何とか埋めようとしていましたが、基礎力の差が大きすぎたのでしょう。

小よく大を制すにも限界があります。

同志社が大学選手権優勝を狙うなら、FWに外国人選手を入れるなどチーム戦略を根本的に考え直さなければならない時期にきていると思います。

今のチーム体制を続けることも、一つの選択肢ですが、やはり優勝する姿も見てみたいです。
このままでは帝京、東海に勝つ可能性は極めて低いでしょうし、今後その差がさらに開いてしまうように思えてなりません。

ともあれ、今後も同志社ラグビー部を応援し続けることは間違いありません。

来季の飛躍に期待です。







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2015年同志社祭りのメインイベント、同志社大学対京都産業大学の試合は、同志社が57-14で勝利しました。

57得点をあげ、失トライも2つにおさえています。上々の試合結果ともいえますが実際はそうともいい切れません。

同志社、京産、関学のそれぞれの試合結果です。

関学対京産 52-19

同志社対関学 45-31

同志社対京産 57-14



今季の同志社は選手層を考えると関学、京産に対し、実力では大きく上回っていると推測できます。
その関学、京産に対し勝利はしたもののもう一つ締まりのない試合内容といえそうです。

もちろん、現段階で各チームはベストの布陣を組めていませんし、今季の課題や目標を中心に練習を重ねているところです。
そのような状況のなか、まずは課題をクリアすることも重要になってきます。
そして、勝利という最低限の果実を手にできたのであれば及第点でしょう。

ただ、大学選手権でベスト4以上の結果を残すには現段階で関西では圧倒しなければ、関東の強豪勢(帝京を除く)を打ち破ることは難しいかもしれません。

もちろん収穫はあります。
WTB岩本大志選手が2トライと気を吐いていました。
このウィングには日本代表の松井千士、怪我からの復帰を目指している氏家柊太、この日先発出場した佐藤一樹、新加入の高野蓮、安田卓平選手などもおり、有力候補の多い激戦区です。
WTB14は松井選手が確実ですので、WTB11の1枠とリザーブ1~2枠を争うことになります。
Aチームのリザーブに入ることも容易ではありません。
岩本選手としては今のうちにしっかりと結果を残しておきたいところでしょう。

2年目の野中翔平選手も怪我も治り、力強さが戻ってきています。1トライをあげる活躍をみせましたが、彼の潜在能力を考えるとまだまだこんなものではないでしょう。

185センチ106キロの巨漢LO戎勇選手も今季はレギュラーが近づきつつあります。
ここには昨季のレギュラー森山雄選手と山田有樹選手がいるため、ポジションを奪取するのは容易ではありません。
ただ、LOに限定せず、FLやNO8など複数のポジションをこなすユーティリティープレーヤーの可能性もあり今季は少なくともリザーブには入って来ると思います。

一方の山田選手は今季もLOをつとめるのでしょうか。
上背がないので本来であればLOというよりもFLにより適正がありそうですが、ラインアウトとスクラムを除けばフィールド上の働きはそれほどポジションの違いを感じさせません。もっとも、この2つがロックとして重要なのですが。
豊富な運動量が持ち味ですが、ボールを自らもって前に出るというよりも味方選手のサポートが多く、FWの陰の立役者的な存在です。
身体も着実に大きくなってきていますが、運動量を落とさず100キロまで増やせるかが今後の課題に一つになりそうです。

その他、FWで他に気になったのは中尾湧馬選手です。
昨シーズンWTBからHOにコンバートしました。
しかし、ここには今季もレギュラーの可能性が高い東大樹選手がいます。さらに機動力の高い山崎翔太選手もおり、競争の激しいポジションです。
中尾選手はWTBだったことからもランニングスキルには一日の長があり、ディフェンスを弾き飛ばすような馬力も兼ね備えています。
3年目をむかえ実力も着実についているころです。本来であれば、リザーブに甘んじるような選手ではありません。FLでの起用も面白そうですが、ここは末永、野中選手が有力です。
先発を確実に勝ち取れるポジションが見当たりません。
もったいないです。

現時点の同志社はチームとしての完成度は決して高くありませんが、昨年からのレギュラーメンバーが多く残っていることを考えるともう少し緻密な試合運びも必要でしょう。
帝京のように

同志社の次の対戦は5月10日の関西大学です。
実力差が大きいと思うので、攻撃だけでなく精度の高いディフェンスで完封勝利を見せてもらいたいです。








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