同志社大学3年松井千士選手の日本代表デビュー戦となる韓国との試合が行われました。
試合は56-30で最後は点差を広げて勝利をあげたものの、ディフェンスラインを何度も突破されるなど、課題の残った試合だと思います。
松井選手はWTB14として先発出場し、日本代表候補合宿初召集からわずか1週間でのスピードデビューとなりました。
チャンスはいきなりやってきました。
開始早々味方のキックでインゴールまで駆け込むとあと一歩でトライという場面で無情にもボールがデットボールラインを超えて、いきなりのトライはなりませんでした。
その後なかなかいい形でボールをもらえませんが、ディフェンスではしっかりと相手の前進を止めていました。
そして、前半32分ついにその時間はやってきました。
センターライン付近でボールをもらった松井は一気にスピードに乗るとディフェンスを振り切りそのまま約50メートルを独走トライ。
初キャップ、初トライを成し遂げました。
少しでもスペースのあるポジションでボールが渡ると一気にトップスピードに乗ることができます。
一度スピードに乗った松井選手を止めることは容易ではありません。
詰め寄るディフェンスを大外で交わすとその後はトライゾーンへの一人旅です。
フィールドを軽やかに疾走するその姿は華麗なアスリートそのものです。
日本代表の次戦は5月2日の秩父宮で行われる香港戦です。
再びフィールドを駆け抜ける姿を見ることができるのか、今後の松井選手から目が離せません。