同志社大学ラグビー部 ファンブログ

カテゴリ: 2015年シーズン






大学選手権セカンドステージ、同志社対筑波戦はいうまでもなく両チームにとって重要な一戦です。
先立って行われる大東文化対慶応の試合結果によっては、同志社はこの試合で準決勝進出を決める可能性も出てきます。

一方前の試合大東に敗れ、現在勝ち点1の筑波は4トライ以上の勝利で勝点6を是が非でも取りたいところです。

両チームの実力は筑波がやや有利もしくはほぼ互角といったところでしょう。
会場が花園ということもあり同志社はホームアドバンテージが少しあるため、同志社にも勝つチャンスは十分あると思います。

筑波はFW、BKともに好プレーヤーがそろっています。
PR橋本大吾、崔凌也、LO中村大志、FL目崎啓志、占部航典、SO亀山宏大、CTB亀山雄大、鈴木啓太、WTB福岡賢樹、山内俊輝選手などは大学でも屈指の選手です。
いずれもフィジカル、フィットネスといったラグビーに必要な基本的な資質は大学トップクラスです。

一方の同志社も負けてはいません。

FWはFL末永選手を怪我で欠くものの、筑波に遜色ないばかりかやや優位に立っているかもしれません。

スクラムの強いPR海士、才田、HO東選手、泥臭く身体を張り続けるLO山田、森山選手、豊富な運動量と直向きなタックルでFWをけん引するFL丸山、野中選手、同じく豊富な運動量とむき出しの闘志でチームを鼓舞するNO8秦啓祐選手と突出した選手こそいませんが、いずれも高いレベルのプレーを安定して出せるようになっています。

なかでもFL野中選手にはさらなる奮起を期待しています。
攻守にわたる活躍で2年目にしてすでに関西屈指のFLとなっていますが、まだ全国屈指の選手とはいえません。
しかしそのポテンシャルは計り切れないものがあると思っています。直向きなタックルと密集でのボールキャリーは同志社にとって欠かすことができません。ただ、タックルを受けても前に出るというシーンをそれほど見ることができません。
高校時代から体幹の強さには定評のあった選手ですが、膝の怪我の影響があるからか、かつてのように突出した強さは影をひそめています。
この辺りは、タックルを受けるタイミングなどで相手の力をうまく逃がすなど、プレーのスキルを高めていけば相手チームにとってはさらに脅威のFLとなることは間違いありません。

BKも素早いパス回しで攻撃にリズムを作るSH大越選手、巧みなゲームメイクに加え、果敢に前に出るプレーでチームを引っ張るSO渡邉選手のハーフ陣も試合を重ねていくたびに錬度が上がっています。
特にフィジカルに課題があり、身体を張ったプレーが不得手な印象のあった渡邉選手ですが、今季は積極的に自ら突破を図るなど、随分逞しくなりました。

CTB永富晨太郎選手は天理戦でスペースを上手くつき唯一のトライをとっています。
また、慶応戦ではトライにつながる絶妙のパスをしています。視野の広さ、パススキルなどはすでにレギュラーとして申し分ありません。期待の大器は1年目にして早くもその才能を発揮しています。
今季Aチーム出場ではWTB安田、高野選手に先を越されていましたが、試合を重ねるごとに大きく成長します。筑波戦はキーマンの一人であることは間違いないでしょう。

もう一人のCTB林選手も闘志あふれるプレーで副将としてチームを引っ張っています。
これまではBKの数少ないラインブレーカーとしてやや強引なプレーも目につくことがありました。
今季はバックスに決定力のある選手が控えており、わき役としてチャンスメイクに回ることで攻撃の幅が広がっています。筑波戦でもトライにつながる突破を期待します。

関西リーグ第3節の立命戦から先発出場を続けるWTB氏家選手もシーズン終盤に入り、Aチームの試合にも適応してきています。Bチームの試合ではは決定力の高さを発揮していたものの、AチームではBチームの試合のようにトライをとることができていませんでした。しかし、もともとフィジカルの強さには定評があり、トライチャンスを確実に決め切る決定力を持っていました。
慶応戦でも数度のビッグゲイン、ディフェンスに絡まれながらのトライなど元来の強さを発揮しています。

絶対的エースWTB松井選手はいうまでもありません。
慶応戦でハイパントのキャッチで相手選手と接触、腰のあたりを強打しており、回復具合は気になるところです。
2年前の筑波戦で、「初めてスピードで負けた」と筑波の快足ウィング福岡選手に圧倒され、悔しさをにじませたコメントを残しています。今や日本でも随一のスピードを持つ松井選手です。
今回の筑波戦はその時の借りを返す絶好の機会です。福岡選手とのスピード対決はこの試合の見所の一つでしょう。

FB崎口選手も今シーズン後半に大きく成長した選手の一人です。安定したディフェンスだけでなく、ボールを持って前に出るプレーが、トライにつながる攻撃の起点になるなど攻守にわたる活躍をしています。
手堅いプレーが多かった崎口選手ですが、プレーに積極性が出てきたことで選手としてのレベルも確実に上がってきています。

こうやって見てきても同志社には能力の高い選手が集まっており、筑波にも決して引けを取りません。

筑波戦、しぶといディフェンで相手の攻撃を凌ぎ、決定力のあるBKで少ないチャンスをものにしてもらいたいです。

とはいえ、試合展開は予想がつきません。

筑波は大東戦のようにディフェンスがやや甘くなれば、決定力ある同志社が得点差を広げて勝利する可能性も十分あります。
また、その逆もありそうです。
やはりお互い勝敗を分けるカギはディフェンスになってくるでしょう。

同志社は勝つに越したことはありませんが、少なくとも勝ち点1を取れば、最終大東文化戦に勝利すれば自力で準決勝進出です。勝ち点獲得にこだわることも重要になってきます。

しかし、同志社は勝つことしか考えていないでしょう。良くも悪くもそれが同志社です。
やはり、勝利を大いに期待します。





このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック






大学選手権準決勝進出に向けての重要な一戦、筑波大学戦のメンバーが発表されました。
先発メンバーは慶応戦と同じです。リザーブはNO8倉本選手に代わりHO菰田選手が入っています。
倉本選手はどこか怪我をしたのかもしれません。


1 海士
2 東
3 才田
4 山田
5 森山
6 丸山
7 野中
8 秦啓祐

9 大越
10 渡邉
11 氏家
12 永富晨太郎
13 林
14 松井
15 崎口

16 山﨑
17 趙
18 石橋
19 戎
20 菰田
21 岩村
22 永富健太郎
23 吉澤

メンバーはほぼ予想通りですが、リザーブにHO菰田選手を入れたところがやや解せません。HO山崎選手はFLもできることを見込んでのことでしょうが、今季成長著しいLO・FLともに対応できる朴選手を起用して欲しかったです。

また、BK陣は前回と同じです。吉澤選手もいいのですが、BKのユーティリティープレーヤー小林健太郎選手がいたほうが安心です。

もっとも、監督の最善の判断だと思うのでこの布陣でぜひ頑張ってほしいです。

筑波戦は予想がつきません。
ただ、勝てる可能性も十分あります。

僅差でもいいのでしっかりと勝ち切ることを期待します。





このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック






大学選手権初戦の慶応戦をいい形で勝利し、次は準決勝進出のカギを握る筑波大学戦です。
メンバーは慶応戦と変わらないと思いますが、一応予想してみます。

1 海士
2 東
3 才田
4 山田
5 森山
6 丸山
7 野中
8 秦啓祐

9 大越
10 渡邉
11 氏家
12 永富晨太郎
13 林
14 松井
15 崎口

16 山﨑
17 趙
18 石橋
19 戎(朴)
20 倉本
21 岩村
22 永富健太郎
23 吉澤(小林健太郎・安田・高野)


保守的なメンバー起用する山神監督のことなので、おそらく慶応戦と同じでしょう。
気になるのは、慶応戦を怪我のため自主的に途中退場したWTB松井千士選手の回復具合です。現状では出場には問題なさそうですが、万全の状態ではないでしょう。筑波戦勝利のカギを握るだけに少し心配です。
CTB吉澤選手も気持ちが強く、重要なプレーヤーですが、WTB安田、髙野選手にも経験を積むために大学選手権での出場を期待します。

とはいえ、接戦になった場合山神監督は積極的なメンバー変更はほとんどしません。そうなった場合、SH岩村はほぼ確実に出場するでしょうが、他のリザーブメンバーは出場するかかなり不透明です。


慶応戦でのFWは終始優位に立つことができていましたが、圧倒するまでには至りませんでした。
筑波は慶應よりも個々の選手のフィジカルが強く、慶応戦と同じように優位に立てるかちょっと計りかねます。帝京戦のようにブレークダウンで勢いよく前に出てこられると、劣勢に回ることも予想されます。
このあたりはしっかりと対策を立てる必要があるでしょう。

試合後のLO森山選手のコメントによると、どうやら特別應対策をせず自分たちのラグビーをしようということで試合に臨んだとのことです。

うーん、相変わらずの同志社です。
自分たちのラグビーをするという、同志社のぶれない姿勢は敬服に値することなのかもしれません。
しかし、やはり相手のチームを綿密に分析し、最善の対策を立て抜かりなく準備をすべきと考えてしまいます。

通常は試合前にチーム全体的な戦術などの確認といったものだけでなく、相手チームに合わせた個別的な戦術の確認も必要となってきます。
一般論ではこれが試合への正しい臨み方だと思います。
それでも、同志社は個別の対策は行わないのでしょうか。

2年前の筑波との試合ではブレークダウンで明らかに劣勢に立っていました。
今回はフィジカルの強さではほぼ互角、フィットネスの部分でもそれほど大きな差はないと思います。
個々の選手の能力ではは同志社がやや上回っているかもしれませんし、スクラムでも優位に立てるのではないでしょうか。
FW戦を互角以上に戦うことができれば、BKの展開力、決定力ではおそらく同志社に分があります。

とはいえ、実力的にはそれほど大きな差はなく、どちらにも勝つチャンスはありそうです。

慶応戦ではトライに結び好きそうな場面をもう少しのところ逃す場面が何度かありました。接戦が予想される筑波戦では取れるときに取っておかないと、勝利が遠のく可能性もあります。
ラインブレークした際の味方選手のフォローは抜かりなく行ってもらいたいところです。

筑波に勝利すれば、準決勝進出を大きく手繰り寄せることができます。

ラインアウト、スクラムでマイボールをしっかりとキープし、前に出るしぶといディフェンと献身的に走り続けるラグビーを続けていけば筑波にも負けることはないでしょう。





このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック






大学選手権初戦は、同志社が慶応に36-8と快勝しています。
得点は前半2分PR海士選手がラックからのボールを拾い上げ、そのまま押し込んでトライをあげます。
続く10分にはスクラムを優位に進めると、最後はNO8秦啓祐選手がトライ、10-0とリードを広げます。

さらに14分にはパスをうけたWTB松井選手がディフェンスを振り切りトライ、17-0とします。

このままさらにリードをあげ、前半だけで勝負を決めたいところですがここからはミスもあって結局このまま前半を終えます。

スクラムでは慶応に終始優位に立っていましたが、ボールを失う場面が2度ありました。
ゴールまでのスクラムではスクラムトライが決まりそうな場面もありましたが、最後の場面でミスが出るなどトライには至りませんでした。

スクラムは改めて難しいなぁと感じました。スクラムではボールを足でコントロールしながら前に出ていく必要があります。
しかしスクラムで圧倒しすぎるとボールが出てしまう可能性がありますし、流れに合わせようとして強く蹴ってしまう場合もあります。
関西リーグの天理戦でも、スクラムでのボールコントロール場上手くいかず逆にボールを奪われることがありましたが、この辺りが改善できればスクラムが大きな武器になってきます。
次戦の筑波戦では慶応のように押せるかどうかわかりませんが、筑波にスクラムで劣勢だった大東文化には十分優位に立てそうです。

今後タイトな試合が続く中、強みであるスクラムの精度をあげることができれば今年の同志社はさらに期待が高まります。

後半も同志社が優位に進めます。
開始早々、松井選手へのチャージで慶応の選手がシンビンで1人少なくなります。
数的優位に間に、FB崎口、WTB氏家選手が立て続けにトライ、6分までに31-3とリードを広げます。

逆に後半14分は氏家選手がシンビン、この間に慶応に1トライ返されますが、これが唯一トライとディフェンスは最後まで乱れることはありませんでした。

26分にはLO山田選手がラックから抜け出しダメ押しトライ、36-8として勝利をほぼ手中に収めることができました。

選手交代に消極的な山神監督ですが、この日はリードもあって8選手全員を交代させています。

結局36-8で慶応に快勝することができました。

東京、秩父宮競技場での勝利はいつ以来のことなのでしょう。

近年、いやここ数十年関東の試合ではことごとく負け続けていた同志社ですが、今回の勝利で悪い流れも断ちきることができたのではないでしょうか。

次戦は筑波戦です。
筑波は初戦で大東文化に敗れており、準決勝進出はがけっぷちの状態です。今季は帝京に勝つなどフィジカル、フィットネスともに大学屈指です。しかし、決して勝てない相手ではありません。

天理、慶応戦のようなしぶといディフェンスができれば、必ず勝機は訪れます。

この試合も勝利して久々のベスト4を大きく手繰り寄せてもらいたいです。





このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック






大学選手権セカンドステージ初戦、同志社対慶応義塾です。

試合は序盤から同志社がFWで優位に立つと前半を17-3とリードして折り返します。

後半も同志社優位の時間を持続させ、結局36-8勝利、慶応相手に快勝です。

小雨の秩父宮とあってグランウンドコンディションは最悪といっていいような状態でした。
お互いにハンドリングエラーなどのミスもありましたが、慶応に与えたトライはシンビンで一人少ない時間帯の1つにおさえることができました。

大学選手権ではしぶとい戦いで実力を上回る相手を苦しめることの多い慶応ですが、この日は同志社の圧力に終始劣勢に立たされていました。

対抗戦では帝京、明治に大差で敗れ、早稲田にも惜敗し対抗戦5位ですが、序盤の筑波戦に勝利するなど実力的には対抗戦中位グループです。
近年の関西勢は1位、2位といった上位陣でも対抗戦チームになかなか勝てておらずしばらくぶりに関西チームの実力が盛り返してきたといえそうです。

今回勝利で勝利ポイント5にトライ4つ以上のボーナスポイント1で6ポイント獲得しました。
関西リーグ優勝の3ポイントと合わせて9ポイントで首位に立ちました。

次の筑波戦に敗れても、ここで1ポイント以上上げることができれば、最終戦の大東文化に勝利すれば準決勝進出が決まります。
筑波に1ポイントもあげられず敗れたとしても大東を1ポイント以内での勝利か、同志社の6ポイント以上の勝利で準決勝進出が決まります。

現時点で同志社の準決勝進出は十分射程圏内です。

来週に筑波戦、慶応に続いての解消も十分期待できそうです。





このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック

このページのトップヘ