2016年シーズンでSOは最も注目度の高いポジションかもしれません。
昨シーズンまでは紆余曲折ありながらも4年間にわたり渡邉夏燦選手がこのポジションの中心にいました。今季からは三菱重工相模原の一員としてプレーを続けることが決まっています。
創造性あふれるプレーが時にピンチを招くことがあったり、ディフェンスがやや弱かったりと課題のあった選手でもありましたが、常に期待をさせてくれる選手であったことは間違いありません。
トップリーグを目指して頑張ってもらいたいですね。
さて、新SOですが、最有力候補はやはり永富健太郎選手です。1~2年時までは怪我からの回復に費やしていたようですが、3年目からはAチームのリザーブとして定着していました。
183センチの大型SOで世代屈指の選手の1人でしたが膝の怪我に闘ってきた苦労人でもあります。
今季は4年目として真価が問われるシーズンです。
リザーブとして期待したいのは2年目の芳森大輔選手です。パススキルだけでなく前に出る強さもあり、SOとしてゲームをしっかりと作ってくることを期待します。
同じく2年目の青木大峻も楽しみな存在です。170センチと小柄な選手ですが視野が広く、組み立ての上手い選手です。Aチームに上がるにはさらなるレベルアップが必要かもしれませんが、今季の躍進を期待しています。
3年目となった髙井勇貴選手もSOの有力候補です。1年目から活躍している選手ですが、レギュラー定着にはもう一歩といったところです。CTBなど他のポジションもこなすユーティリティですが、今季こそレギュラーに定着してもらいたい選手の1人です。
170センチと体格には恵まれていませんが果敢に前に出る強気の突破は見るものに勇気を与えてくれます。
体格を考えるとSHに転向すればしたほうがいいのかなと思うこともあります。攻撃的なSHとしてチームにより活力を与えてくれそうだからです。
ともあれ、今季もAチームを支えてくれる選手になることは間違いないでしょう。
新入生にも楽しみな選手がおり、SOは今季の見所の一つです。