同志社大学ラグビー部 ファンブログ

2015年12月






2015年度大学選手権セカンドステージ第3戦、同志社大学対大東文化大学の試合は大東文化が33-31で競り勝ち準決勝進出を決めました。

十分勝てる試合だっただけに残念です。

大学選手権において、関東のチームに対し7点差以内の接戦をことごとく落としていますが、今回もそのジンクスを打ち破ることはできませんでした。

残念ですが、この敗戦で同志社のシーズンは終了です。

今シーズンは関西リーグを8年ぶりに制すなど復活を予感させてくれる1年となりました。
来シーズンはさらなる飛躍を期待します。





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大学選手権準決勝進出をかけた大東文化大学戦メンバーを予想します。


1 海士
2 山﨑
3 才田
4 山田
5 森山
6 丸山
7 野中
8 秦啓祐

9 岩村
10 渡邉
11 高野
12 永富晨太郎
13 林
14 松井
15 崎口

16 中尾
17 趙
18 石橋
19 戎
20 朴
21 大越
22 永富健太郎
23 氏家(小林健太郎・安田)



おそらく怪我などがなければ前の筑波戦と同じメンバーでしょうが、前回前半に退いたHO東選手の出場は不透明な状況です。
今回は今季最終戦となるかもしれない大東文化戦なので、個人的な期待を込めて予想しています。

HO山﨑選手、SH岩村選手、WTB高野選手の起用を期待します。
大東文化戦は大型選手が多く、その攻撃はかなりの脅威です。大越選手の素早いボールさばきは魅力ですが、小柄なためディフェンスは弱点です。
今回は180センチの大型SH岩村選手を起用し、大東文化の攻撃を凌いでもらいたいです。
また大東文化は大学選手権に入り素早い出足のディフェンスで筑波、慶応に快勝していますが、このディフェンスの上をいく攻撃ができれば一気に大量得点も期待できます。

山﨑、高野選手はともにスピードに優れトライが期待できます。大東ディフェンスをいい気に振りきってのトライシーンを見せてくれるかもしれません。

大東文化は関東リーグ戦の結果を見ると高い攻撃力を持ちながら、やや甘いディフェンスが弱点でした。しかし、大学選手権に入りディフェンスが整備され、破壊力抜群の攻撃力を発揮し、筑波を撃破しています。

同志社の攻撃力は大東文化のような大型選手は少ないですが、それほど遜色ないレベルです。また、スクラムは明らかに優勢でしょうし、モールでのトライも取れそうです。
攻撃の起点となるマイボールラインアウトは100%の獲得率を目指してほしいです。ここで前回の筑波戦のように序盤から乱れるようだと一転劣勢に立たされる可能性もあります。

ノーガードの打ち合いのような試合ではく、とにかく精度の高い緻密なプレーを期待したいです。





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大学選手権セカンドステージ第2戦、同志社は前年準優勝の筑波大学と対戦しました。

第1試合でプールCに入る大東文化大学が慶応義塾大学に40-14で快勝したため、この試合に勝利してもまだ準決勝進出は決まりません。
とはいえ、勝利するに越したことはありません。

前半26分、ペナルティゴールを決めた同志社が3点を先制します。
ここまで同志社は何度か筑波陣内でチャンスがありましたが、ラインアウトのミスなどでなかなか決定機を得ることができません。

なかでも決定的チャンスとなりそうな場面が前半16分過ぎのシーンです。FB崎口選手が同志社陣内10メートル付近からラインブレークすると一気に筑波陣内へ攻め込みます。
筑波陣内10メートル付近まで一気にゲインすると大外に待っていたWTB松井選手へのパス。ディフェンスは追いついておらずこのパスが通っていればトライはほぼ確実な状況です。
しかし、焦ったのかパスが乱れ決定機を逃します。
その後もチャンスは続き、フィールドの右隅から左隅へと大きく展開WTB氏家選手からLO森山選手と繋ぎますが、その後のペナルティでチャンスをものにすることができません。

シーズン終盤同志社はディフェンス力が上がっていますが、それでも勢いを大事にするチームです。
これらの攻撃でトライをとっていれば一気に流れをつかむことができたかもしれません。

LO森山選手はアッタクラインの最後尾でボールを待っていることがよくありますが、この攻撃ラインが上手く機能したことはほとんどありませんん。
この日も氏家選手からパスを受け、ディフェンス1人を振り切ればトライという場面でしたが、簡単にタックルで倒されています。
森山選手は190センチ100キロという同志社では数少ない大型プレーヤーです。
チームの戦術もあると思いますが、森山選手には確率の高くないアタック参加よりもブレークダウンで常にファイトする姿を見せてもらいたいです。

その後28分に筑波SH木村選手、35分にはLO渡邉選手が続けてトライをあげ、3-12とリードされます。
一方同志社も終了間際にWTB松井選手がトライをあげ前半を8-12で折り返します。

前半29分に山崎選手に負傷交代したHO東選手はどうもラインアウトが安定しません。ラインアウトのスローイングはメンタルが大きく影響するプレーですが、やはり苦手意識があるのでしょう。
最初に続けて上手くいけば安定して投げることができるかもしれませんが、おそらくそれはあまり期待できないと思います。
怪我の状態もあると思いますが、大東文化戦のHOをだれが務めるかも気になるところです。

筑波のように総合力でやや上回る相手に勝利するには、決定機に得点を上げておかないとなかなか勝利を手にすることはできません。
後半の巻き返しを期待しながらもやや不安残る前半の内容でした。

後半最初に得点をあげたのは筑波です。
筑波は後半の序盤に一気にピークを持ってきます。
6分に再びSH木村選手がトライを上げると、8分にはWTB福岡選手がトライを上げ、26-8とリードを広げます。

前半もFWでやや劣勢に立たれていましたが、後半も筑波の勢いが同志社をやや上ります。
勝利が遠のくかと思われましたが、17分にWTB松井選手が粘ってトライ、24分にはNO8秦啓祐選手がトライを挙げ22-26と4点差に迫ります。

しかし、反撃もここまででした。

26分にWTB福岡選手がトライを決めると、32分に手堅くペナルティゴールを決め22-36の14点差とされ勝利が遠のきます。

同志社は準決勝進出のためには少なくとも勝ち点を1つとっておきたいところです。もう一つトライを挙げることができれば4トライ以上で1ポイント、7点差以内の敗戦であればさらに1ポイント上積みできます。

終了間際にゴール前まで攻め込みますがあとわずかというところでゴールラインをとらえることができず、最後はモール停滞で筑波ボールのスクラム。
最後は筑波がボールを蹴りだしノーサイド。

22-36で同志社が勝ち点をあげることができずに敗戦です。

総合力でやや上回る筑波が順当に勝利した試合ともいえそうですが、同志社にも勝つチャンスはあったと思います。

互いにミスはありましたが、決定機を確実にものにした筑波に軍配が上がったということでしょう。

期待のCTB永富晨太郎選手は、絶妙のパスやラインブレークなど光るプレーも随所にありましたがこの試合ではそれほど目立つプレーをすることができませんでした。ただ、確実に攻撃の幅は広がっています。来季は確実に同志社の中心選手になることでしょう。

同志社は敗れはしたもの、次の大東文化戦に4トライ以上の勝利で準決勝進出を決めます。勝ち点5でも大東文化に2ポイント以上取られなければ、同じく準決勝進出です。

大東文化には188センチのLO長谷川崚太太194センチのLOタラウ・ファカタバ、195センチのNO8アマト・ファカタヴァ、188センチのWTBラトゥ・クルーガー選手といったパワフルな大型プレーヤーに加え、巧みなパススキルと切れ味鋭いランが魅力のSH小山大輝選手など局面を左右するキーマンが複数います。

特に果敢なランで決定機を演出する小山選手は要注意です。
大東文化は大学選手権に入り課題だったディフェンスが改善されています。筑波戦では最後までディフェンスが踏ん張り優勝候補を粉砕しました。慶応戦でも終始優位に立ち快勝しています。

同志社は自分たちのラグビーをすることも重要かもしれませんが、やはり最も重視することは勝つために最善を尽くすということです。
相手の分析を綿密に行い、大東文化のキープレーヤーを封じることこそ勝つための近道です。





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大学選手権セカンドステージ、同志社対筑波戦は筑波が36-24で勝利しました。

BKはほぼ互角でしたが、前に出る圧力は筑波が優勢でした。
同志社ディフェンスは筑波の攻撃を凌ぐことができず、あっけなくトライをとられる場面が何度もありました。

試合内容を考えるとほぼ実力通りの結果ということになったということでしょう。
残念ですが、これが今の同志社の実力です。

同志社のトライは3つで勝ち点を取ることもできませんでした。
自力での準決勝進出の可能性は残るものの、筑波に勝利した大東文化に勝てる可能性は決して高くはないでしょう。

ノーガードの打ち合いでは大東文化に勝てる見込みはほぼありません。
この1週間は自分たちのラグビーのみを目指すのではなく、大東文化のパワーランナーをいかに止めるか、しっかりと対策を練る必要がありそうです。
















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大学選手権セカンドステージ、同志社対筑波戦はいうまでもなく両チームにとって重要な一戦です。
先立って行われる大東文化対慶応の試合結果によっては、同志社はこの試合で準決勝進出を決める可能性も出てきます。

一方前の試合大東に敗れ、現在勝ち点1の筑波は4トライ以上の勝利で勝点6を是が非でも取りたいところです。

両チームの実力は筑波がやや有利もしくはほぼ互角といったところでしょう。
会場が花園ということもあり同志社はホームアドバンテージが少しあるため、同志社にも勝つチャンスは十分あると思います。

筑波はFW、BKともに好プレーヤーがそろっています。
PR橋本大吾、崔凌也、LO中村大志、FL目崎啓志、占部航典、SO亀山宏大、CTB亀山雄大、鈴木啓太、WTB福岡賢樹、山内俊輝選手などは大学でも屈指の選手です。
いずれもフィジカル、フィットネスといったラグビーに必要な基本的な資質は大学トップクラスです。

一方の同志社も負けてはいません。

FWはFL末永選手を怪我で欠くものの、筑波に遜色ないばかりかやや優位に立っているかもしれません。

スクラムの強いPR海士、才田、HO東選手、泥臭く身体を張り続けるLO山田、森山選手、豊富な運動量と直向きなタックルでFWをけん引するFL丸山、野中選手、同じく豊富な運動量とむき出しの闘志でチームを鼓舞するNO8秦啓祐選手と突出した選手こそいませんが、いずれも高いレベルのプレーを安定して出せるようになっています。

なかでもFL野中選手にはさらなる奮起を期待しています。
攻守にわたる活躍で2年目にしてすでに関西屈指のFLとなっていますが、まだ全国屈指の選手とはいえません。
しかしそのポテンシャルは計り切れないものがあると思っています。直向きなタックルと密集でのボールキャリーは同志社にとって欠かすことができません。ただ、タックルを受けても前に出るというシーンをそれほど見ることができません。
高校時代から体幹の強さには定評のあった選手ですが、膝の怪我の影響があるからか、かつてのように突出した強さは影をひそめています。
この辺りは、タックルを受けるタイミングなどで相手の力をうまく逃がすなど、プレーのスキルを高めていけば相手チームにとってはさらに脅威のFLとなることは間違いありません。

BKも素早いパス回しで攻撃にリズムを作るSH大越選手、巧みなゲームメイクに加え、果敢に前に出るプレーでチームを引っ張るSO渡邉選手のハーフ陣も試合を重ねていくたびに錬度が上がっています。
特にフィジカルに課題があり、身体を張ったプレーが不得手な印象のあった渡邉選手ですが、今季は積極的に自ら突破を図るなど、随分逞しくなりました。

CTB永富晨太郎選手は天理戦でスペースを上手くつき唯一のトライをとっています。
また、慶応戦ではトライにつながる絶妙のパスをしています。視野の広さ、パススキルなどはすでにレギュラーとして申し分ありません。期待の大器は1年目にして早くもその才能を発揮しています。
今季Aチーム出場ではWTB安田、高野選手に先を越されていましたが、試合を重ねるごとに大きく成長します。筑波戦はキーマンの一人であることは間違いないでしょう。

もう一人のCTB林選手も闘志あふれるプレーで副将としてチームを引っ張っています。
これまではBKの数少ないラインブレーカーとしてやや強引なプレーも目につくことがありました。
今季はバックスに決定力のある選手が控えており、わき役としてチャンスメイクに回ることで攻撃の幅が広がっています。筑波戦でもトライにつながる突破を期待します。

関西リーグ第3節の立命戦から先発出場を続けるWTB氏家選手もシーズン終盤に入り、Aチームの試合にも適応してきています。Bチームの試合ではは決定力の高さを発揮していたものの、AチームではBチームの試合のようにトライをとることができていませんでした。しかし、もともとフィジカルの強さには定評があり、トライチャンスを確実に決め切る決定力を持っていました。
慶応戦でも数度のビッグゲイン、ディフェンスに絡まれながらのトライなど元来の強さを発揮しています。

絶対的エースWTB松井選手はいうまでもありません。
慶応戦でハイパントのキャッチで相手選手と接触、腰のあたりを強打しており、回復具合は気になるところです。
2年前の筑波戦で、「初めてスピードで負けた」と筑波の快足ウィング福岡選手に圧倒され、悔しさをにじませたコメントを残しています。今や日本でも随一のスピードを持つ松井選手です。
今回の筑波戦はその時の借りを返す絶好の機会です。福岡選手とのスピード対決はこの試合の見所の一つでしょう。

FB崎口選手も今シーズン後半に大きく成長した選手の一人です。安定したディフェンスだけでなく、ボールを持って前に出るプレーが、トライにつながる攻撃の起点になるなど攻守にわたる活躍をしています。
手堅いプレーが多かった崎口選手ですが、プレーに積極性が出てきたことで選手としてのレベルも確実に上がってきています。

こうやって見てきても同志社には能力の高い選手が集まっており、筑波にも決して引けを取りません。

筑波戦、しぶといディフェンで相手の攻撃を凌ぎ、決定力のあるBKで少ないチャンスをものにしてもらいたいです。

とはいえ、試合展開は予想がつきません。

筑波は大東戦のようにディフェンスがやや甘くなれば、決定力ある同志社が得点差を広げて勝利する可能性も十分あります。
また、その逆もありそうです。
やはりお互い勝敗を分けるカギはディフェンスになってくるでしょう。

同志社は勝つに越したことはありませんが、少なくとも勝ち点1を取れば、最終大東文化戦に勝利すれば自力で準決勝進出です。勝ち点獲得にこだわることも重要になってきます。

しかし、同志社は勝つことしか考えていないでしょう。良くも悪くもそれが同志社です。
やはり、勝利を大いに期待します。





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