同志社大学ラグビー部 ファンブログ

2015年11月






今季Aチームデビューした2年目LO/FL朴成脩選手も今季成長した選手の一人です。

188センチ92キロの大型選手ですが、まだ身体を大きくする余地があります。
大阪朝鮮高時代はレギュラーではなく、後半からの出場が多かった選手です。
しかし、アスリートとしての能力が高いことは間違いなさそうです。

昨季は怪我のため試合出場がありませんでしたが(おそらく)、豊富な運動量とBK並みの走力が評価されAチームに抜擢されたのでしょう。
ただ、もともと細身でスマートな体型のため、現状ではフィジカルに課題がありそうです。
Aチーム定着にはもう少し時間が必要だと思います。

機動力を考えるとFLとして常にボールに絡み、ブレークダウンでのファイトを期待したいですが、長身選手が少ないためLOへの転向はやむを得ないのかもしれません。
LOはスクラムでの役割も重要になってくるため、体重もさらに増やす必要があるでしょう。
100キロくらいは欲しいところですが、それにより運動量が落ちてしまっては本末転倒です。時間をかけじっくりと増やしていく必要がありそうです。

関西Aリーグ初戦の近大戦と続く関大戦でリザーブ入りしていますが、その後は外れています。
立命館戦以降のリザーブには目下のライバル戎選手が入っています。
今季のAチーム出場は不透明な状況ですが、、森山選手の抜ける来季は、戎選手と正LOを争う可能性が高いでしょう。

走力のあるLOとして期待は膨らむばかりです。





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今季成長した選手の一人に筑紫高校出身の2年目、山﨑翔太選手もあげられると思います。
1年目の昨シーズンからAチームに出場、トライも決めるなど選手としての能力の高さはすでに周知されていた選手です。

大学からはHOに転向していますが、FLも兼務するなどユーティリティプレーヤーとしても起用されています。
172センチ88キロとFWとしては小柄ですが、豊富な運動量と機敏な動きでフィールドを縦横無尽に駆け回り、攻守にわたる活躍を見せてくれています。

特筆すべきは、やはりトライセンスでしょう。
昨シーズンから決定力の高いFWの一人でしたが、今季はさらに磨きがかかってきています。

ラインに参加し、BKさながらの走力を見せつけると思えば、密集での僅かなスペースでも一気にトライに結びつけるなど、フィニッシャーとしての能力の高さを随所に発揮しています。

同志社FW陣ではPR海士、FL/NO8秦選手などが比較的トライを多く取っている印象がありますが、トライゲッターと呼ぶにはいささか物足りません。
山﨑選手は類稀なトライセンスを持っており、実際に高い決定力をみせてくれています。同志社FW随一のトライゲッターといっても差支えないでしょう。

惜しむらくは今季も現状ではレギュラーは確約されておらず、HOでは東選手、FLでは秦、野中選手のリザーブに甘んじているということです。
3トライをマークした摂南大学戦の先発も東選手の欠場で回ってきたチャンスでした。
やはり選手としての総合力では上記の選手にはやや及ばないといったところかもしれません。
先発で見てみたい選手の一人ですが、東選手が復帰すれば再びリザーブに入る可能性が高そうです。

先週の京産戦では山﨑選手は欠場しています。
今後の出場は不透明な状況ですが、リーグ最終戦の天理大学戦での活躍も期待したいところです。






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今季躍進した選手といえば、常翔学園出身の2年目、No8倉本吏哉選手があげられると思います。

近畿大戦ではリザーブからも外れていましたが、2戦目の関西大学戦以降では先発出場を続けています。
関西リーグ初戦の近畿大学戦でFL末永選手が負傷、戦線離脱したことより回ってきたチャンスですが、しっかりとものにしたといっていいのではないでしょうか。

身長175センチとNO8としては小柄な選手ですが、体幹が強くタックルを受けても簡単には倒れません。
ディフェンスに真っ向勝負で突進し、絡まれながらも前に出る姿は爽快感すらあります。
現状の先発メンバー、LO森山、山田、FL秦、野中選手は、運動力が多く、前に出る強さもあります。しかし突破役としてはやや物足りない面があります。

倉本選手はボールを持てば上記の選手より高い確率でゲインが見込めるため、今後も突破役の期待がかかります。
末永選手が復帰すればリザーブに回ることになるかもしれませんが、それまでは先発を務め、経験値を高めてもらいたいですね。





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関西Aリーグも終盤に入り残すところ2試合となりました。
次の関西学院大学戦まで2週間あるので、今季のAチームメンバーの出場状況や今後のメンバー予想などもしていきたいと思います。

今回は同志社Aチームの布陣をシーズン開幕前の予想メンバーと比べてみます。

3月の予想メンバーです。

1 海士      (趙、土田)
2      
 (中尾、山崎)
3 才田    (石橋、黒澤
4 山田   
 (吉田)
5 森山      
(戎)
6 
末永     (中村)
7 野中    (秦弟
8 秦兄 
 (高田、倉本)
 

9 岩村     (大越、三木)
10 渡邉 (永富兄)

11 高野   
(氏家、木村)
12 永富弟 
(阿部)
13 林        (石田)
14 松井
15 安田     (崎口、小林、山口

※赤字は新人です。


11月1日の京都産業大学戦メンバーです。

1 海士
2 永田 (東)
3 石橋 (才田)
4 山田
5 森山
6 秦啓祐 (末永)
7 野中翔平
8 倉本

9 大越
10 渡邉

11 氏家 (安田
12 永富晨太郎 (石田?)
13 林
14 髙野 (松井)
15 崎口

16 藤川 (山崎)
17 趙
18 森田
19 戎
20 高田
21 岩村
22 永富健太郎
23 吉澤

※カッコ内は怪我などがなければ出場していると思われる選手です。

監督の起用方法は常に批判の対象になりますが、アスリートとして能力が髙いと思われる選手は概ね順当に起用しています。
山神監督は比較的保守的な起用を行っている印象がありますが、やはりオーソドックスなタイプの監督なのでしょう。

新人のPR黒澤、FL/NO8秦旭宏選手は少なくともBチームに名を連ねていると思っていましたが、現状ではCもしくはDチームです。大学生の強さと激しさにやや苦戦しているようですが、来季以降の活躍は十分に期待できるでしょう。

大型FBとして期待される山口選手はいまだに試合出場もなく、怪我からの回復に時間がかかっています。
シーズンも終盤になり今季の出場はなさそうですが、来季は大器の片鱗を見せてほしいですね。





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2015年関西Aリーグも第5節を終了しました。

ここまでの順位の確認です。

1 天理 5勝0敗
2 同志社 4勝1敗
3 摂南 3勝2敗
4 近大 2勝3敗
5 京産大 2勝3敗
6 立命館 2勝3敗
7 関学 1勝4敗
8 関大 1勝4敗

優勝争いは天理と同志社に絞られたといっていいでしょう。
これまでの戦いぶりから見れば、12月5日の最終戦が優勝決定戦となりそうです。

天理は立川、ハベア、ヴァイフ選手などを擁し準優勝した2011年シーズンのような圧倒的な力はありませんが、チームとしてよくまとまっている印象です。
立川選手など有望選手が卒業した後はチーム作りを再び作り直していたようで、ここ数年成績が低迷していました。今季はようやく小松監督の目指すラグビーができつつあるようです。

今季入学したNO8ファウルア・マキシやジョシュア・ケレビ、モセセ・トンガなどフィジカルが強く、走力もある外国人に注目が集まりますが、もちろんそれだけではありません。

パスを素早くつなぎ、80分間動き続けるランニングラグビーが一つの形だと思いますが、ボールがよく動くので面白いラグビーを見せてくれます。

今季もそのスタイルは健在のようで現状では同志社をわずかに抑えて優勝候補の1番手になっているのではないでしょうか。

現在2位の同志社も優勝の可能性も十分あると思いますが、今一つ実力を発揮できていません。
次節の関学戦は終始圧倒し完封するような戦い方ができなければ、天理との戦いも難しい展開になりそうです。
特にディフェンスの再整備は急務です。

3位以下は混戦ですが、現在3位の摂南がチーム力ではややリードしているでしょうか。
比較的新しいチームで、数名の部員からスタートでしたが現在は100名を超える部員を抱えるほどになっています。フィジカルの強い外国人を中心に比較的ラフプレーの多い印象がありましたが、今季はチームとしてもまとまりが出てきています。まだ発展途上の印象がありますが、楽しみなチームの一つです。
リーグ戦は関大、立命との対戦がの残されていますが、今季3位で終える可能性も十分あります。

同志社を破った近大は一気に波に乗るかと思われましたが、その後3敗してしまい入替戦の可能性も出てきました。
ここ数年リクルートに力を入れており、数年後には優勝を争うチームになっているかもしれません。

立命、関学、関大も今季は厳しく入れ替え戦回避が当面の目標となりそうです。

リーグ戦終了後は大学選手権が控えています。
今季も帝京が別格の強さで、先日も早稲田を92-15で圧倒、完膚なきまでに叩きのめしています。しかし、帝京を除けば関西のチームにもチャンスがあるかもしれません。
帝京が強すぎるため優勝の可能性がほとんどないといわざるを得ないのは何とも残念ですが、来季につながるような戦いを見せてもらいたいです。






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