同志社大学ラグビー部 ファンブログ

2015年09月






2015年度の関西Aリーグ開幕戦は、昨年2位の京産、3位の同志社がそれぞれ摂南、近畿に敗れるなど波乱含みの展開となりました。

第一節の結果です。

関学-立命 21-17

摂南-京産 34-26

天理-関西 35-31

近大-同大 22-19



今季の関西リーグは同志社と天理が優勝候補に挙げられていましたが、第1節の結果をみると今季も混戦になる可能性が出てきました。

2014年度の順位です。

1 関学
2 京産
3 同志社
4 天理
5 立命
6 摂南
7 近大
8 大体大(Bリーグ降格)


シーズン開幕前の各チームの対戦状況などを考えると、同志社と天理がやや抜けているというのが大方の予想だったと思います。

しかし、同志社は近大に僅差で敗れていますし、天理は関大に後半ロスタイムまでリードを許しており、関大が勝利してもおかしくない試合でした。

ラグビーは番狂わせの少ないスポーツといわれていますがわからないものですね。まあ、天理は勝ってますが。

同志社は次戦、天理戦の勝利をもう少しのところで逃した関大戦です。
関大には5月10日の招待試合で59-0で完封勝利と快勝しています。
5か月足らずでこの時の差が縮まっているとは思えませんが、初戦敗れている同志社はかなりのプレッシャーを強いられると思います。

同志社が序盤に点差を広げられなければ、僅差になる展開も十分考えられます。

その他第2節では天理が近大と対戦します。ここで近大が勝つようだと一気に優勝候補筆頭に挙がってくるといっても差し支えなさそうです。

関西Aリーグの実力が上がってきてるのかもしませんが、このあたりはどうなのでしょうか。
全体の実力差は少なくなってきているとは思いますが決して強くなっているようにはちょっと思えません。

第一節の結果を見た限りでは今季も関西Aリーグから大学選手権ベスト4は難しそうです。

もっともまだリーグは始まったばかり。

今後大きく成長する可能性もあるでしょう。

近年関東の強豪チームにはなかなか通用しない関西のチームですが、今季は関東のチームに一泡吹かせてほしいものです。











同志社が敗れた近大戦後の監督及び選手のコメントが同志社スポーツアトムに記載されています。

http://www.doshisha-atom.net/headline/result.php?linkno=3&no=1811

前回憶測で書いていた内容が概ね事実だったと判明し、再び落胆を深めています。

NO8高田選手の「近大の情報は一切なかった」というコメントにチームの姿勢が凝縮されています。
思わず耳(目?)を疑いました。

近大対策を全くしていなかったということでしょうか。少なくとも高田選手のコメントはそれを示唆しています。
今季の近大がどのようなラグビーをしているか、事前に理解もせずに試合に臨んでいたとすれば言葉もありません。

今の大学生チームで自分たちのやってきたことを出せば勝てるというのは、大学生チーム相手には数年負けていない帝京大学くらいです。
帝京の目標はいまや大学生に勝つことではなく、トップリーグ上位チームから勝利を得ることです。
別次元の目標ですが、昨年度もNECから勝利をあげるなど実態が伴っています。
今シーズンも若手主体のチームとはいえパナソニックに勝ち、サントリーにも惜敗を演じています。

このようなチームであれば、あえて相手チームの分析を行わず試合に臨むことも可能でしょう。

同志社は当然そこまで強いチームではありません。
近年関西リーグでも優勝から遠ざかっており、昨年も関西リーグ3位に終わりました。
今季も挑戦者の立場です。その挑戦者であるはずの同志社が相手チームの分析もせずに、真っ向勝負で受けて立つという横綱相撲のような戦い方で勝てるはずがありません。
しかも、初戦とあって緊張から自分たちの力が上手く出せない可能性も十分考えられます。そういった場合の備えもなく、試合に臨んでいたのでしょうか。

近大に然るべき勝因があるように、同志社にも痛々しい敗因があるのです。

近大には明確な戦術がありました。
キックでエリアを獲得し、オフサイドぎりぎりの素早いディフェンスで同志社の出足を止める、ブレークダウンで競り負けないといったところです。
個々の能力ではFW、BKともに同志社に分がありますが、劣勢を戦術と組織力でしのいだということでしょう。

この日、勝利に大きく貢献したのは近大SOは大阪桐蔭で活躍した2年目の喜連航平選手です。
左膝の怪我により昨年はリハビリに費やしていたようですが、この世代の逸材の一人です。
喜連選手が主将を務めた高校3年時には春の全国選抜大会で優勝、冬の大会ではベスト4に進出するなど躍進の原動力になった選手です。当時の大阪桐蔭には帝京の吉田杏、岡田優輝と有望選手もいました。

喜連選手は復帰後それほど時間がたっていませんが、8月の専修大A戦には先発出場しています。プレースタイルをある程度分析することはできたはずです。

山神監督も「自分たちのラグビーができなかったことも確か。相手のキックにも付き合ってしまったし、ペナルティでのチョイスミスも見受けられたとコメントしています。

近大にしてみればしてやったりでしょう。
実力で劣勢のチームが相手の強みを消すことで、接戦に持ち込こみ勝機を見出そうとすることはよくあります。

それにしても、「近大の情報は一切なかった」という高田選手のコメントは今一度見てもちょっと信じ難いものです。
近大というチームがどのようなラグビーを志向し、どんな特徴を持った選手がいるのか、事前に監督やスタッフ、選手が共通認識として本当に全く把握していなかったいなかったということでしょうか。

もし重要な公式戦初戦を前に、そんな「なるようになれ」精神で臨んでいたとすれば開いた口が塞がりません。

もちろん、期待の高い同志社ラグビー部といえど、大学生同士が行うアマチュアスポーツです。
そもそも大学生は学業が本分ですし、勝つことだけが目的ではないでしょう。
たとえ負けても自分たちのやりたいラグビーができればそれでいい、あくまでやりたいラグビーを追求するといわれればそれまでです。

しかし消化試合となったシーズン最終戦ならともかく、大学選手権4強以上を狙うチームにそのよう考えがあるとは到底考えられません。

もっとも、このような「自分たちのラグビーをすれば、結果は後からついてくる」といったケ・セラセラ精神は関西のチームには比較的共通しているものです。

それでも近大はしっかりと同志社対策をして、きっちりと勝ち切っています。
今回の試合は近大の戦術が見事だったとともに同志社の無策があまりにも愚かだったということでしょう。

繰り返しになりますが、近大は勝つべくして勝ち、同志社は負けるべくして負けたということです。

今回の敗戦を経て、同志社のチーム方針が今後変わることがあるのか、それとも自分たちのラグビーをやり切ればそれでいいというケ・セラセラ精神で突き進むのでしょうか。

今回の敗戦を糧に緻密な戦術を駆使するチームに生まれ変わってほしいものです。





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