天理大学B戦との試合は接戦になりましたが、最後は同志社が突き放し38-27で勝利をあげました。

この試合の注目はLOとして先発出場した朴成脩選手とSH大越元気、SO永富健太郎、CTB永富真太郎選手の連携です。

朴選手は188センチ92キロということですがまだまだ線の細さが残ります。今後トレーニングをしながら徐々に体重を増やしていけばフィジカル強化も期待できます。
LOになればスクラムでの役割もFLより重要になるので同時にここも強化していく必要がありますが、もともと身体能力の髙い選手のようなので適応は十分可能ではないでしょうか。
今後が楽しみな選手の1人であることは間違いありません。

CTB永富晨太郎選手も大学に入り初トライ?でしょうか。冬の全国大会では8トライを決め高野蓮選手と並びチーム最多タイとトライゲッターの1人でした。

大学に入ってからはトライゲッターというよりCTB12としてゲームメイクの一翼を担う役割を果たしていたと思います。
この日はようやく同志社でのゲームにも慣れてきたのか、攻守にわたる活躍を見せToday's Playerにも選ばれています。

高校時代は広い視野をもち、巧みなパスワークとともにフィジカル、スピードに優れた万能タイプのCTBでした。大学での活躍も間違いないと思われていましたが、やはり才能の片鱗を徐々に明らかにしてきていると思います。
夏合宿を経て秋の公式戦が始まるころにはAチームの先発メンバーに名を連ねていることも十分考えられます。今季はSO渡邉、CTB12石田、CTB13林選手のフロントスリーになる可能性もあり、それほど焦る必要もなかいもしれません。
それでも、すぐにでもAチームでの活躍を見てみたい選手です。

期待の新人、WTB高野蓮選手も2トライ活躍です。
スピードはすでに大学でもトップクラスでしょうが、フィジカル的にも徐々に大学レベルに適応しているようです。

永富選手同様、今後の活躍が楽しみな選手です。

この試合は、いったん逆転されてから再び逆転し勝利をあげたことに意義がありそうです。

接戦をものにすることで得られる収穫はまた大きいでしょう。

Bチームの底上げはAチームの成長に直結します。
Bチームにはこれまで以上に結果にこだわった試合を期待したいですね。