2017年9月30日(土)、関西Aリーグが開幕しました。

昨シーズン関西Aリーグを2位で終えた同志社ですが、大学選手権では中央大学、早稲田大学を撃破しベスト4に進出しています。

今季は、昨季までチームを支えてきた主力の多くが抜け、戦力ダウンは否めませんが、監督も代わり心機一転のシーズンです。
初戦でいい勝利を手にして、最終天理大学戦まで全勝で行きたいところです。

しかし、今季の同志社、なかなか調子が上がりません。初戦も厳しい戦いが予想されていました。

春シーズンは慶應大学に55-40で勝利、続く早稲田大学にも28-19で勝利しています。このまま調子を上げていくかと思いましたがその後は不調が続きます。

春シーズン終盤、天理大学との2試合に7-36、7-50と連敗すると、夏シーズンに入っても有力チームには連敗続きです。

特に昨年大学選手権で苦杯をなめた東海大学に14-92で大敗。
差を詰めるどころかますます差が広がっていました。

また、今年はやや戦力ダウンしたと思われる筑波大学にも12-54、今季実力をつけてきているといわれる明治大学には19-66といずれも大差で敗れています。

理由はいくつか考えられます。

最大の理由は昨年まで主力とし活躍した選手の多くが抜けたことです。
海士、中尾、山田有樹、末永、秦啓介、大越、永富健太郎、石田幹太、松井、小林健太郎、崎口選手など、その多くは1年目からAチームのメンバーとしてチーム力向上に貢献してきた選手たちです。

改めてみても、やはりなかなかの逸材揃いです。

海士、末永選手はクボタ、秦、石田選手はNTTドコモ、大越、松井選手はサントリー、永富、小林選手はキャノンと、8名もの選手がトップリーグに進んでいます。
主将だった山田選手もトップリーグで十分通用しそうですが、進んだのは九州電力です。彼の雄姿がトップリーグで見られないのは残念ですが、ぜひトップリーグ昇格に貢献してもらいたいものです。

しかし、主力が抜けるのはどのチームも多かれ少なかれ同じ状況です。
同志社にとってはかなり大きな影響ですが、これだけを理由にしてはいけないでしょう。


次に監督が変わったことも大きな要因といえそうです。
宮本監督の後を受けた山神監督は昨季ベスト4という結果を残して、監督の職を後にしました。

今季新たに監督に就任したのは萩井好次監督です。

関西学院ではコーチなどを務め、51年ぶりの関西リーグ優勝に貢献しています。このことは多くの同志社ラグビーファンがご存知のことでしょう。

以前から監督として待望されていたようで、満を持しての登場といってもいいかもしれません。

萩井監督は昨季大学選手権準決勝の東海大学戦の敗戦を基に今季の方針を固めているようです。
東海大戦ではとにかくフィジカルの差が大きすぎました。
これは誰の目にも明らかでしょう。

フィジカル強化、これを今シーズンの大きな取り組みとしているようです。
しかし、この目標がここまで上手くいっていないようです。

フィジカル強化を前面に出して練習を重ねていることと思います。
おそらく春の慶応戦までは、昨季までのボールを大きく動かしながら、素早い球さばきでの展開ラグビーが機能していたように思います。

今季はFW強化、特にスクラムで組み負けないラグビーを目指しているように思います。
しかし、スクラム強化は一朝一夕ではいきません。
フィジカルを前面に出せるようなFW強化の取り組みが、昨シーズンまでの同志社の強みまで消してしまっているのかもしれません。

山神監督が築き上げてきた同志社ラグビーのレーゼンデートルの喪失といったら少々大袈裟ですね。

関西学院戦を終えて、こんなことを思いました。

次回は関西学院戦を振り返ります。