22日に行われた名城大学との試合はA戦が64-12、B戦が45-7でそれぞれ同志社が勝利をあげています。

筑波とのAB戦も勝利をあげたいところですが、A戦は後半途中まで互角の戦いでした。しかし、メンバーを大幅に入れ替えてから一気に突き放され、24-43で敗れてしまいました。

悔しい敗戦です。

近年の筑波は春シーズンはもう一つですが、夏合宿を経て一気にチーム力を高めてくる印象です。
今年の筑波も春の試合では主力の欠場が相次ぎ、なかなか結果が伴っていませんでした。
それでも主力選手が戻り始めた夏以降徐々に本来のパフォーマンスを発揮できるようになってきています。

対する同志社も夏合宿最終戦となる筑波との試合をいい形で勝って締めくくりたいところです。

筑波は北海道での合宿中Aチームの試合は法政、東海、同志社の3試合のみで比較的日程に余裕がありました。

一方同志社はAB混合チームを合わせると、清水建設、法政、山梨学院、東海、筑波と5試合をこなしています。
筑波との試合は疲労で重たい身体をおしながらの試合であったことは想像に難くありません。

そうはいっても、大学選手権で4強以上を目指すにはぜひとも勝っておきたかった試合であることも確かです。

前半は取られたら取り返すといったシーソーゲームでした。
先制は開始1分筑波のトライです。入りのまずさは相変わらずです。この点はなかなか改善できません。
当然チームの課題として理解しているでしょうし、特に集中して取り組んでいることと思います。それでも、失点を繰り返すということはやはり、解決できていない課題があるのでしょう。
精神的な問題なのか、構造的な問題なのか・・・

近年の同志社はディフェンスラインを簡単に突破されると、そのままあっさりとトライを取られるシーンがよく見られます。特に関東の強豪チームとの試合では、いったんラインブレークされると立て直せないまま、被トライとなってしまう印象があります。

全国4強を狙うには、粘り強いディフェスは必要不可欠です。
多少攻撃力を犠牲にしても堅牢なディフェンスの構築を目指してほしいですが、勢いを重視する関西のチームの伝統とはそぐわないのかもしれません。

前半は、才田、髙野、末永選手のトライなどで17-17で折り返します。

後半は高田選手のトライ(ゴール成功)で、24-17とこの試合初めてリードを奪います。
しかし、20分に同点とされると、同志社はその後大幅にメンバーを入れ替えます。
この入替が上手く機能しなかったのか、その後3つのトライを喫し、結局43失点での敗戦となりました。

今回の筑波戦では岩村、永富健太郎選手のハーフや倉本、阿部選手など新たなメンバーの起用などいくつかの新しいオプションを試していました。

連携がうまく機能しなかった可能性もあり、必ずしも悲観する必要はないのかもしれません。
日程的にきつかったことも確かでしょう。

それでもやはり少し落胆しています。

9月に行われる慶應との定期戦は是が非でも勝利を勝ち取ってほしいですね。