2015年北見夏合宿で対戦予定のチームが公表されています。

大学Aチームの試合は、法政、山梨学院、東海、筑波が予定されており、例年通りといったところでしょうか。
同じく北海道で合宿する立命館とは今年も試合予定がありません。
近年はライバル関係にあり、手の内を見せないために夏以降の対戦がないのが通常のようです。

しかし、対抗戦グループの帝京は早稲田や慶応と夏合宿で試合を予定しています。
レベルの最も高い対抗戦のチームが切磋琢磨し、実力向上につとめています。

一方、関西リーグに所属しているチーム同士での夏合宿での試合はどうやら予定されていないようです。
関西のチームが関東の強豪校に通用しないといわれて久しいです。
関西リーグでの優勝争いも重要ですが、その先の大学選手権を見据えて関西のチームも協力してチーム強化を目指してほしいものです。

立命館とは少なくとも合同練習は組んでほしいですね。

注目の対戦はやはり東海大学です。
7月に行われた帝京の試合では敗れはしたもものの、19-29の僅差での敗戦です。今季も盤石の強さを見せつける帝京相手に大善戦ではないでしょうか。
帝京はその前週に行われたサントリー戦にピークを合わせており、東海戦はやや集中力を欠いていたとも言われています。それでも帝京相手に10点差というのは東海が実力をつけてきている証拠でしょう。

選手のサイズを見ても、帝京と遜色ないほどです。
今季好調の同志社といえども、簡単に勝てる相手ではありません。
実力的には東海が上回っていると考えるのが妥当でしょう。

今季同志社の強さと仕上がり具合を試す格好の相手です。
もし、勝つようなことがあれば、大学選手権でもベスト4以上が現実味を帯びてくるかもしれません。

また、筑波戦も楽しみです。
春シーズンの筑波は怪我人や教育実習などでベストメンバーが組めておらず、芳しい成績は残せていません。
しかし、ベストメンバーを組むことができれば全国ベスト4の実力は十分持っています。

ブレークダウンの強さにも定評があるだけに、ここで関東のチームの強さを経験しておいてほしいですね。

その他、個々の能力の髙いはずの法政大学も侮ることはできません。春シーズンは帝京相手に100点ゲームを喫するなど全く不調でしたが、選手のポテンシャルは同志社と遜色ないか、むしろ高いかもしれません。
選手の特性と強化の方向性にギャップがあり、チーム戦術が上手く機能していないのかもしれませんが、やや不気味な存在です。
しかし、今季の同志社が負けることはないでしょう。というより、負けてはならない相手です。
しっかりと勝利をおさめてもらいたい対戦です。

8月は楽しみな試合が続きます。