今回はCTB13です。

・林真太郎
本来このポジションの有力なレギュラー候補は林真太郎選手です。
今季は関西Aリーグ開幕直前に怪我をしてしまったようで、その後一度も試合出場がかないませんでした。
本人にとっては残念なシーズンでしたが、来季は怪我を克服し、成長した姿を見せてほしいところです。
回復が順調であれば、このポジションは林選手が最有力候補でしょう。

彼の魅力は何といっても縦への強さです。
178センチと決して大きな選手ではありませんが、ラインブレーク能力は同志社バックス陣随一であり、要の選手です。
来季はスピードと決定力を兼ね備えた永富晨太郎、高野蓮、安田卓平選手が入学予定です。
彼の突破がトライを呼び込む起点となるようなプレーの増加も期待されます。

・石田幹太
U20日本代表にも選ばれており、能力が高く評価されている選手です。
今季は林選手に代わりAチームの試合に出たことで、経験値も上がっていると思います。
コンタクトプレーに強く、タックルを受けても前に出られる数少ない選手の一人ですが、U20日本代表に選ばれているポテンシャルを考えるとまだ物足りません。
ディフェンスに絡まれても弾き飛ばすような強さをみせてもらいたいですし、それができる選手だと思います。

CTB13を林選手と競うのかCTB12に入るのかわかりませんが、来季はレギュラー争いも熾烈になるためポジション獲得は簡単ではありません。
FWの層がそれほど厚くないことを考えるとFLでも試してほしい選手ですが、それはないでしょうね・・・。


江口賢雄、吉澤奨悟選手も小柄ながら強さがあります。上記の2人を脅かす成長を見せてほしいです。

また、全国大会でも活躍した髙澤正徳、鶴田桂樹選手も大きくはありませんが魅力的な選手です。

高澤選手は2年前の東福岡戦での勝利に貢献する活躍をしていました。

鶴田選手は高校の試合では迷いのないランで何度もビッグゲインをするなど再三チャンスメイクをしていました。
スペースが少なくなる大学の試合でこういったプレーをすることは簡単ではありませんが、高校時代に見せたようあプレーができるように頑張ってほしい選手です。

SOとともにCTBが有効に機能すればボールも大きく動きます。いい形でWTBにボールを供給するためにはこのポジションの働きが重要になってきます。
極論をいえば、ジャック・フーリーのような大きくて強いCTBが理想でしょうが、そんな選手はそうそういるものではありません。

近年の同志社はボールをテンポ良く動かす展開ラグビーを志向しています。しかし、横に動くだけでほとんど前に出られない光景をよく目にしました。

FWの強さとともに、CTBの動きも攻撃のカギを握っています。

せめて関西のチームには相手ディフェンスを圧倒するような攻撃ができなければ、帝京はもとより東海や筑波にも通用しないでしょう。

今季関西Aリーグ勝、さらに大学選手権でベスト4以上を狙うにはCTBの出来が左右するような気がします。

シーズンオフの今の時期に体重を増やすだけでなく、フィジカル強化にも取り組んでほしいですね。
もちろん、そんなことをいうまでもなくやっているのでしょうけど・・・