今回は常翔啓光学園出身の芳森大輔選手と取り上げたいと思います。

2000年代初頭全国大会4連覇を達成するなど強豪の名をほしいままにしていた啓光学園ですが近年は全国大会出場からも遠ざかっています。
そのチームの中心を担うスタンドオフをつとめ、全国大会出場に近づけた選手といえます。

2013年にはU17高校日本代表SOとして全3試合に出場、2試合でトライを決めるなどなどゲームメーカーだけでなくトライゲッターとしても輝きを放っていました。
現在ラグビーは各ポジションの役割が以前よりも希薄になり、よりオールマイティな働きが求められます。SHやSOも球出しやゲームメイクだけでなく、自ら突破を試み、時にはトライも求められます。
その意味で彼のトライへの嗅覚は今後の同志社ラグビーに不可欠なものとなるかもしれません。

そんな逸材も昨年10月大阪国体代表として出場した試合で足首を負傷、長期離脱が懸念されていました。

しかし、同志社の今シーズン初戦となる関西学院戦で見事に復帰を果たし、途中出場ながらもトライを上げています。
カテゴリーはBチームですが、入学間もない4月に上級生に混じり早くも出場していることからも今後の活躍が大いに期待できます。

今季同志社の正SOは渡邉夏燦、永富健太郎選手を軸に、高井勇貴、平山和寛選手も含め起用されることになると思いますが、芳森選手もAチームのリザーブだけけでなく、レギュラー争いに絡む活躍をしてくるかもしれません。

もちろんSOではなく、CTBなど他のポジションでの起用も考えられます。

今シーズン、同志社のバックスには高校日本代表などの有望選手が複数加入し、競争は熾烈になっています。
レギュラー獲得は簡単ではないと思いますが、今後同志社を支える選手として期待していきたいと思います。