関西リーグ第3節、同志社大学は関西大学との対戦です。

いずれも開幕2連敗ですが、立命、近大に対し完敗に近いような内容の同志社に対し、関大は京産、天理にいずれも善戦といっていい戦いだったと思います。

簡単に勝てる相手ではないと思っていましたが、29-31と接戦を落とし開幕3連敗となりました。
前半は19-7とリードして折り返したものの、ミスが目立ち、後半に不安を残す内容でした。

後半になってもチャンスは作るものの、ミスも多く得点をなかなか積み上げることができません。

終盤になり関大の猛攻にあうと、終了間際に逆転。
最後のチャンスもモノにすることができず痛恨の3連敗を喫してしまいました。

最後の関大陣内でのペナルティを得た際、ペナルティゴールを狙わずタッチキックを狙ったのはなぜなのでしょうかね。
少し距離はありましたが、SO嘉納選手であれば十分得点できたように思います。

ただ、試合を通して基本的なプレーができておらず、ミスが目立ちました。
個々の選手の才能の総合力は関大を凌駕しているはずですが、チームとしてのプレーの上手さを感じることができる場面がほとんどありませんでした。

得点チャンスを作りながらミスで逸する場面を何度も目にしました。

スクラム、ラインアウトに加え、パス・キャッチというラグビーの基本ができていないという印象です。

個々の選手が好き勝手にプレーしているはずはありませんが、チームとして統制の取れた攻撃と防御ができていません。

関大には負けるべくして負けています。
現状では同志社が勝てそうなチームは見当たりません。

次戦の摂南大学は、京産、天理に連敗していますがそれぞれ、28点、41点を挙げています。
今の同志社では50点以上の失点をしても不思議ではありません。

今季7戦全敗も現実味を帯びてきました。

近年思うような結果を残すことができていない同志社ですが、これほど状態の悪い同志社はしばらく見ていません。

今期も主力にけが人が複数いるとはいえ、それでも選手層は関西屈指のはずです。
しかし、立命、近大、関大よもやの3連敗。
試合内容も悪く、次への好材料があまり見当たりありません。

それでも時間は過ぎていきます。
摂南戦までは約3週間。

しっかりと修正して、それぞれの選手がやるべきことをしっかりできれば、勝てない相手ではありません。

今期、全国大会出場はもはや風前の灯です。
いまや全敗を回避し、1勝することが最大の目標になっているといっても過言ではありません。

まずは勝利をひたむきに狙っていってもらいたいです。

次こそは勝利を!